ファスティングに向いてない人の特徴とは?

公開日:2024/06/15
ファスティングに向いてない人の特徴とは?

体調管理の方法として近年ファスティングが話題になっています。胃腸を休ませるなどのメリットもあり注目されていますが、ファスティングはだれにでも合うダイエット方法とはいえません。体質によってはファスティングに不向きの人もいます。そこで今回の記事では、ファスティングに向いてない人の特徴について解説しましょう。

ファスティングは誰でもできるダイエット方法ではない

モデルや俳優など、有名人がファスティングに取り組んでいることもあり、近年ではファスティングという言葉は広く知られています。ファスティングとは断食することですが、だれにでもできるダイエット方法といえるのでしょうか。

簡単なダイエット方法ではない

ファスティングとは内臓を休ませるために、半日程度から数日間、断食することです。固形物をまったく摂らない方法や、スムージーや酵素ドリンクを食事に置き換える方法があります。

男女問わずファスティングに取り組む人はたくさんいますが、実際にはだれにでもできるダイエット方法とはいえません。ファスティングによって食事量を大幅に制限するため、精神的なストレスがかかる場合もあります。結果的にリバウンドしてしまうリスクもあります。

体に負担がかかる

体質によってファスティングが不向きの人もいます。ファスティングには内臓を休ませられたり、体重減少できたりといったメリットがあります。しかし、ファスティング中は十分な栄養を摂らないため、血糖値が低くなる傾向があります。

もともと痩せすぎている人がファスティングするすると、栄養失調になる可能性もあります。これらの理由からだれにでもファスティングが向いているわけではないのです。

ファスティングはダイエットに不向き?

近年注目されているものの、だれでもファスティングできるわけではありません。ここではファスティングが、ダイエット方法としては不向きな理由を説明しましょう。

リバウンドしやすい

ファスティングの期間は食事量を大幅に減らすので、短期間で体重が落ちます。しかし、食事を我慢するストレスがたまることから、ファスティング終了後に食べ過ぎてしまう人は少なくありません。無理して体重を落としても、リバウンドしてしまう可能性があるのです。

代謝が下がる

筋肉は代謝を上げて体脂肪を燃やします。つまり筋肉量があると代謝がよくなり、リバウンドしにくい体に近づけます。ファスティングによって筋肉が落ちてしまうと、代謝も下がってしまいます。

代謝が下がった結果、痩せにくい体になる可能性があります。そのため、ファスティングは最適なダイエット方法とはいえません。ダイエットしたい場合は極端に食事量を減らすのではなく、まずは食生活や運動など普段の生活を改善することをおすすめします。

ファスティングをしてはいけない人の特徴とは

人それぞれ体質や健康状態は異なるため、ファスティングしてはいけない人もいます。無理してファスティングしても体に負担がかかり、体調を崩す可能性もあります。どんな人がファスティングに不向きといえるのでしょうか。

持病がある人や薬を服用している人

薬を服用している人が栄養不足の状態になると、薬の吸収率が高くなります。薬の副作用が起こりやすくなってしまうため、薬を服用している人はファスティングをやめておきましょう。

また、脳や心臓、肺、胃腸、腎臓、肝臓などに持病がある人もファスティングは不向きです。持病がある人や薬を服用している人でファスティングをしたい場合は、主治医に相談してください。

成長期の子どもや高齢者

子どもの体は成長段階にあります。成長期には栄養バランスが整った食事が欠かせないため、ファスティングするのは控えましょう。

また、65歳以上の高齢者がファスティングすると、栄養不足によって体調を崩してしまうリスクがあります。病気にかかりやすくなったり、骨折しやすくなったりする可能性があり危険です。成長期の子どもや高齢者の食事には、十分な栄養素が必要です。

妊娠中や授乳中の女性

妊娠中は胎児に栄養を送るなどの理由から、貧血になりやすいものです。妊娠中に栄養不足になると、妊婦さんが貧血になりやすいだけでなく、胎児の発育に悪影響が出る可能性があります。

また、出産後は出産による肉体的なダメージを回復して、赤ちゃんに授乳する時期です。母体に十分な栄養が必要なので、授乳中のファスティングも避けた方がよいでしょう。妊娠中や授乳中の女性は、栄養バランスが整った食事を摂ってください。

まとめ

今回はファスティングに向いてない人の特徴について解説しました。ファスティングはさまざまなメディアでも話題ですが、だれにでも合うダイエット方法ではありません。無理してファスティングに取り組んでも効果が期待できない場合もあります。

ダイエット目的ではなく、デトックスを目的としてファスティングに取り組むのがおすすめです。また、持病がある人や薬を服用中の人が、自己判断でファスティングするのは安全ではありません。健康状態などを考えてファスティングに取り組むか検討してください。

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